先日、「カリスマプロファイリング」という、
”凡人がカリスマになるための
心構えと具体的な行動アプローチ”
を学ぶためのセミナーに参加してきました。
お題目だけ聞くと最高に怪しいセミナーですが、
コミュニケーションの真髄に触れる、
非常に学びの多い時間を過ごせたと思います。
この中で、最も重要なキーワードの
一つとして挙げられていたのが
「ボディーランゲージ」です。
人間が本能的に人に影響を感じるポイントは、
言葉よりも非言語的な情報によるところが大きく、
その見せ方や振る舞いを変えることで、
「こいつはカリスマ（魅力・影響力）がある」
と思われる人間になることができる。
セミナーではその前提の元、
数々のマインドセットや具体的なテクニックを
教えてもらうことができました。
具体的にそのテクニックを
一つ一つ挙げていくと、
「太くて大きく低い、落ち着いた声で話す」
「ひとつひとつの動作をゆっくりとする」
「相手を包み込む様な視線で見る」
といった、細かいところまで話は及びます。
しかし、こういった細かい動作の一つ一つは、
僕らは「意図的に」やるのには限界があります。
例えば今回、セミナーの最中に
とあるワークで壇上に
一度立たせてもらいましたが、
大勢を前にして喋り始めると、
「目線を～しよう」
「声をもっと～にしよう」
といった事を考えている余裕が、
全く無くなってしまうのです。
僕らの日常生活を考えてみても、
仕事で働いている間、常に全身のパーツの振る舞いに
意識を集中して過ごしていたら、身が持ちません。
デートや商談で誰かと一緒にいる時にも、
最初は目線や体の細かい
アクションに気を遣えていても、
２時間３時間相手と一緒に居続けると、
必ずどこかで気が緩み、無意識の内に、
自分の素の振る舞いを見せてしまうことになります。
なので、もしあなたが
「魅力的だと思われるボディーランゲージ」を
身に付けたいと思ったら、やるべきことは、
それを「意識して実践する」ことではありません。
重要なことは、
「既にその振る舞いや習慣・考え方を
身に付けている人を徹底的に観察し、
自分の潜在意識に植え付ける」
ということです。
自分の潜在意識・・・
いわゆる、無意識を司る部分が
魅力的な振る舞いとは何かを理解していれば、
頭でそれを一々考えなくても、
体が勝手に「魅力的な振る舞い」を
してくれるようになります。
そのために、具体的に
やることとして勧められたのが、
「魅力的なボディーランゲージを
既に持っている俳優が
出演するドラマを観る事」です。
特に観る事を勧められたのは、
「恋におちたら」という
２００４年放映のドラマでした。
その中で出演する、とある俳優さんが、
一番の理想型ということで、紹介されていたのです。
僕も早速日曜に１～２話を観てみたのですが、
なるほど。
確かにこの人は振る舞いも声の出し方も
魅力的だなと思える人でした。
「主人公の草○剛は、
ボディーランゲージの観点から見ると
お話にならないので、無視してください」
と、主人公を悪い例として挙げていた理由も、
セミナーの内容を通じてドラマを見ると、
すごく明確に納得することができました。
そう言えば、これを書いている最中に
ちょうど思い出したことがあります。
自分も学生当時、
諸事情で死ぬほど自信が無かった頃は、
憧れの人や俳優の喋る音声を
山奥でシャドーイングしたり、
出演するドラマの映像を再生しながら、
自分の声と体を使って再現したりしていました。
そうすると、自然とそのオリジナルに
引っ張られるように、セルフイメージが上がり、
自分の発言や身振り手振りが変わっていくのです。
当時はせいぜい１～２ヶ月程度でしたが、
仮に半年～１年と続けた場合、大きな変化が
自分の全身の振る舞いに、現れてくると思います。
あなたも、自分が理想とする人の
思想や価値観、ボディーランゲージを
身に付けたい場合は、
その人の姿を目に焼き付けるほど観察し、
声や身振り手振りを、
自分のモノにすることをお勧めします。
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